死の向こうにある生と命をしっかりと見つめる
映画監督
荻久保則男
http://kumanekodo.co.jp/
ご家族(ソウルメイト)で直面された経験・体験からくる真実感覚のみに貫かれた「生死」から学ばれた尊いメッセージ。 その、血の通った愛のメッセージは、循環する無限のエネルギー=命を賛美し、個人それぞれの尊厳とともにあるべき私たちの生き様、死生観について、改めて想いを巡らせるきっかけを与えてくれます。
長谷川ご夫妻の共著「いきたひ 生前四十九日」(アートヴィレッジ刊)には、生前の秀夫さんの日記が紹介されています。 「神は私に、世界を変えることも、人々を変えることも、望まれてはいない。 私がすべきことは、神の創造を感謝し、その御業を賞賛することと知った。」 ひろ子監督が上映会に出向く際に必ず現れる、オレンジ色の蝶。そこにいる皆が、秀夫さんが姿を変えてそこにおられる証であると、自然に受
けとめ 微笑みとともに小さな奇跡に目を凝らすのです。 幸せに欠くことのできない「安心」。
その対極にある不安の象徴である「死」。 秀夫さんが蝶のお姿になって、ひろ子監督と全国をまわり、映画をご覧になる方々の心に安心 を届け続けている奇跡。肉体がこの世からなくなっても、神の創られたこの世界を賞賛し、人々の幸せのために生きることができる。ご夫婦の ソウルメイトとしてのお仕事が映画をご覧になる方々を限りなく優しく癒し続けます。
普段は目を背けようとしてしまう 死の向こうにある生と命を私たちがしっかりと見つめることができるように。
長谷川ひろ子監督のご主人、秀夫さんは映画の中で呼吸し、生きておられるのです。 |